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Posted by ミリタリーブログ at

2014年04月26日

初めて参加される方に


(写真は2013年のHR4th)


まず、ハートロックはサバイバルゲームではありません。



「撃ちまくりたい、ヒット判定と勝負に拘る方は、参加できません。指揮系統、作戦内容に基づき行動するゲームです」と、
公式HPにあります。ハートロックは、リエナクト=再現(ヒストリカル/シミュレーション)ゲームです。

ハートロックには「ヒット!」のコールも、フリーズコールも、デッドマーカー(例 白い布など)もありません。
撃たれても、その後セーフティに移動することもありません。さらには、赤や黄色のチーム分けマーカーもありません。

BB弾を撃って、当たったらいわゆるヒット状態になりますが、ここからがサバゲと大きく違ってきます。
たとえば頭に被弾したならば、その場に崩れ落ちる。たとえば足を撃たれたら、撃たれた足を手で押さえて
痛がる。つまり、実際に撃たれたときと同じアクション(演技)が必要になります。リエナクト=再現 です。
負傷したら、メディックが処置する。これで回復するときもあります。ヘルメットに被弾したのに、偶然にも弾が頭に
当たらずに助かるときもあります(部隊付きのメディックの判断による)。

KIA(作戦中に死亡)の場合は、部隊でまとまってCPに戻る、パラレスキューに復活判定をもらってから復帰する、
無線で復活確認をもらってから復帰する、など毎回ルールが臨機応変ですが、原則、一定時間KIAとして演技する(地べたに
ゴロンとなったままになる など)事となります。




子供(役の大人)がIEDをおもちゃと間違えて持ってきて、爆発。部隊に大損害が出る場合もあります。
一方で、1発も撃たずに一日を終える場合もあります。現実の世界でも、会敵せずに1日過ごす事もありますよね。
これもリエナクトです。もちろん、反対に激しい銃撃戦に発展する場合もあるでしょう。





サバゲでは1本のマガジンに300発以上も弾が入ることもありますが、現実世界の実銃では不可能です。たとえば
M4の一般的なマガジンなら30発。さらに人によっては、実銃にならって装てん不良を防止するために
装弾数を25発程度にする、といった「こだわり」があるかもしれません。現実世界では携行できる弾数も限られます
ので、必要以上に撃ちまくる訳にもいきません。実際の兵士は訓練を受けていますので、ちょっとやそっとでは撃ち
まくるほどのパニックにもなりません。むやみに撃ちまくらない、ばら撒かない。これもリエナクト。




英軍、仏軍、独軍・・・と、部隊ごとに同じような装備や迷彩、国旗章で、同じ仲間で行動するので、敵か見方かが
見た目で判断がつきます。なので、サバゲのように赤や黄色のマーカーで分ける必要もありません。
また、私服(現地服)の人たちは、ゲリラか一般人か、またはCIAとかその他の人たちなのか・・・ 敵か見方か、
見方側に害があるのかどうか、逆に分かりづらくなります。これも現実世界と同じです。分からない相手に接する、
そのやりかたもまた、リエナクトです。

GPSやマップケース、ビノキュラー(※会場内でゴーグル、グラスは外せませんが)など、普段のサバゲではなかなか
活躍の場が無いような装備も、ハートロックでは十分役割を発揮することができるのではないか、とも思います。





装備に関してはリエナクト(再現)という趣旨に沿えば、たとえばゴーグルは各国軍が使用しているもの(BB弾に耐えるもの)に
なります。もしくは同じ形のレプリカになります。本物の兵隊さんが見につけていない物ということで、サバゲでよく見るメッシュの
ゴーグルはダメ、という事になります。なにぶん目立つところですから・・・

実物、レプリカのお話は良く出てきますが、ともにアリです。HRの趣旨からすると実物が好ましいのはもちろんですが、
レプリカでも実物に即したものであれば全く問題ありません。けっこう併用している人もいるようですが、参加している(見ている)者
としては、レプを使っている本人から言われないと気がつかない、というのが正直なところです。

ISAFは参加国が複数に渡り、その装備体系は複雑を極めます。さらに各国軍だけではなく、広義ではカナダのRCMP(騎馬警察)部隊の
例のように、さまざまな機関も入ってきます。そこへ年代などが絡んでくるので、もはやHR ISAFへ参加する各位の研究・自助努力・こだわりなしには
成り立ちません。

リエナクトとしてダメな例としては、たとえば手に入りやすい国の装備の肩の国旗を張り替えただけでお手軽××軍とか、劇中(映画、アニメなど)部隊の独自装備とか、
まったくの創作・ファンタジーとかは困ります。
一方で手に入らないものは類似品での代用はウェルカムです。いかに見事に化けさせるかは腕の見せどころ。無いものは自作される猛者も居られます。

リエナクト。ISAFとして演じる事と、HRを楽しむ事。それを両立していただくのを念頭に装備を準備していただければよいかと思います。




勝ち負けではなく、再現=リエナクト。再現・・・なりきる、演じる事が必要で、また、それが楽しいイベント。
ハートロックはそういうイベントです。

以上、私見を挟みましたが、少しでもご参考になれば・・・




おまけ
管理人のブログにも、稚拙ながら記事がありますのでご参照ください
http://danza.militaryblog.jp/c31373.html  

Posted by ムラカミ at 18:16Comments(0)初めて参加の方